先日久しぶりにFIレッスンに来られたクライアントさん。
左足の裏が痛くて、左の太ももの外側も張っている感じで辛いのだそう。
「どこが悪いですかね〜」と痛みがあるのでとても左脚のことを気にされている様子でした。
FIでははじめに一通りお話を伺ってから立ったり歩いたりと動きを観察します。
この時も歩いてもらうと、あれっ、と思うくらい左に体重をのせたまま動かれていました。
(ずっと左足の上に頭がのっているような位置関係)
歩く時ほどではないですが立っていても左に体重をのせている感じ。
なんか右にのれるようになると上手くいきそうだな〜という感じだったので、ハンズオンでは右に上手くのれるように、右側の長さを出すことや腕や胸郭の動きを中心に関わってみました。
するとレッスン後は左右どちらにも動きやすくなり、歩き方も左右の脚それぞれに体重がしっかりのるようになり楽になったそうです。
「左が「悪い」んじゃなくて、いつも左で支えるようにしてるから辛くなってたのかもしれないですね〜」
といったお話をしてるととても驚かれた様子で
「自分がやってることって、案外わかってないものですね」
とのこと。
慢性的な痛みや動きにくさは、自分のやっている動きの習慣によるものがほとんどです。
習慣的にやっていることは無意識に自動的に起こっていることなので、自分だけではなかなかわかりにくいもの。
レッスンを通して普段と違う動きや感覚を体験することで、「あーこんなことしちゃってたんだ・・・」というなんだか恥ずかしくなるような発見がたくさん得られます。
「どうしたらいいか?」は「どうしているか?」がわかってはじめて理解できます。
フェルデンクライスメソッドが大切にしている「気づき」ですね。
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