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  • 執筆者の写真EUREKA

痛みにどう関わる?・体のイメージ・その②

前回の続きです。

ぱっと見なんだかCRSPっぽいな〜とすら思えた高齢の女性の方。

FIを進めるとみるみる変化が。




骨盤や背骨を動かすことで肩の関節に動きが起こるように働きかけ。

特に痛みもなさそうだったので、今度は痛みのない左手で、右腕から手にかけてを何度も触れてもらいます。

他人に触れられることにはとても過敏で強い痛みが走っていたのですが、自分で触る分には大丈夫な様子。


ちょっと動かしてみてもいいかな〜と思い、左手と右手で指を組んで、左手でリードしながら両手を胸に乗せたり降ろしたり。

そうすると本人も大丈夫と思ったのか、ご自分でだんだん大きく動かすように。

軽く万歳できる範囲は動かせていたので、今度は組んでいた指を離して、前倣えの状態で腕を上げていきます。

これも大丈夫。痛みもほぼない様子。肩の関節もきちんと動いてます。


「結構動かせそうですよね〜」なんて話をしながらこの日のレッスンは終了。

最後に起き上がり座った状態でもう一度試してみると、バンザイできるくらいにはスムーズに。手の腫れや赤くなっていた色味も引いて、指も動くように。

3ヶ月ほど動かしていなかったので確かに制限はあるのですが(いわゆる拘縮)、動かせる範囲はほぼ痛みは無くなった様子。


帰りには右手でコートを引っ張って普通に着られていました。


結局なんの痛みだったんかな〜という感じではあるのですが、転んだ時の「痛い体のイメージ」がご自分の中で出来上がってしまっていたのかもしれないですね。

このクライアントさんに、もし痛みところを揉んだり・押したり・引っ張ったり・無理に動かしたりしていたら、おそらくもっとひどくなってたんでしょう。


「FIはハンズオンによる関わりです」って初めての方に説明してますが、結局この日はほとんど触れずじまい。

多分「触れなかったこと」がうまくいった要因かと。

僕にとっても面白い経験でした^ ^

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